島に灯す人たち【新上五島町】

五島うどんフェスタ〜狼煙をあげろ!〜
開催日|2026年10月17日(土)・18日(日)
時間|10:00〜15:00
会場|五島うどんの里・隣接緑地広場

〜お話を伺った方〜
中本 茂(なかもと しげる)さん《長崎県五島手延うどん振興協議会会長・イベント全体統括》
15歳から船員としてタンカーに乗り、国内外の海を渡る。船員を辞めた後、昭和61年に五島うどんづくりを始め、長年にわたりその魅力を全国へ発信してきた。今回のイベントでは、開催に向けた全体の取りまとめを担っている。

「幻のうどん」をもっと全国へ

中本さんが五島うどんづくりに携わり始めたのは、昭和61年。当時の五島うどんは、生産量が少なく、注文しても届くまでに半年から1年かかることもあったことから、「幻のうどん」と呼ばれていたといいます。製麺所を始めた当初から、中本さんの中にあったのは、五島うどんをもっと多くの人に知ってもらいたいという思いでした。長年にわたり全国各地のうどんイベントへ参加し、五島うどんを紹介してきましたが、知名度は高まりつつある一方で、まだ全国に十分知られているとはいえません。

「五島うどんをもう一度、全国へ発信したい」――その思いから、2009年以来となる五島うどんの一大イベントが企画されました。

 五島うどん

 稲庭うどん
伊勢うどん
讃岐うどん

五島から狼煙をあげる、初開催への挑戦

今回、新上五島町に集まるのは、五島・稲庭・讃岐・伊勢の四つのうどんです。中本さんたちが全国各地のイベントへ参加するなかで、うどんの作り手同士の交流が生まれ、「五島でイベントをするなら参加したい」と声をかけてもらったことが、開催を後押ししました。

「全国的に知られているうどんを五島に呼んで、ここから狼煙をあげたい」

町や関係団体に協力を呼びかけ、開催に向けた会議や協賛の依頼など、準備を進めています。初開催だけに、どれほどの人が来場してくれるのか、参加する事業者に喜んでもらえるのか、不安も少なくありません。

この狼煙を、次の世代へ

中本さんが思い描くのは、この催しを一度限りで終わらせず、新上五島町に人が集まる恒例イベントとして続けていくことです。一方、五島うどんの業界では、後継者や働き手の不足が大きな課題となっています。知名度が高まっても、つくる人がいなければ、全国の人へ届けることはできません。今回のイベントをきっかけに五島うどんがさらに注目され、産業や観光が盛り上がることで、次の担い手にもつなげていきたいと考えています。将来は、長崎や佐世保に全国各地のうどんを集め、さらに大きなイベントを開催することも中本さんの夢です。

「自分たちがそこまでできるかは分かりません。でも、後に続く人たちがやってくれたらと思います」

新上五島町から上がる新たな狼煙が、人から人へとつながり、五島うどんの未来を照らしていきます。

CHECK|風と潮が育む、島の食文化

会場では、新上五島町の特産品が並ぶ大物産展を同時開催。炭火焼きあごの実演・振る舞いや五島うどん作り体験など、風と潮に育まれた島ならではの食文化を、見て、味わって、体験できます。

POINT|4枚綴りのチケットで楽しもう

ご当地うどんはチケット制です。4枚綴りのチケットで、それぞれのうどんを味わえます。当日は1枚からの購入も可能です。

  • 前売りチケット|4枚綴り・1,800円
  • 当日チケット|4枚綴り・2,000円(※当日は1枚500円から購入可能)

四つのうどんを一度に味わえる、初開催ならではの機会です。

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2026秋号

fullyGOTO 特集記事

POPULAR TOPICS /人気の記事

0ファンいいね

最新記事

fullyGOTOについて

記事提供実績